理学療法士・作業療法士を目指している方で、この仕事が自分に向いているのか、もしくは向いていないのか悩む方はいるでしょう。
また、理学療法士・作業療法士として働き始めたばかりの人も、自分には向いていないのかも、と悩んでしまうことがあるはずです。
自分も実際に働き始めた頃は、この仕事は自分に向いていない、と思いましたね。
だらだら働いていいたのでは、この仕事は務まりません。
ある程度求められる能力があります。
そこで今回は、理学療法士・作業療法士に必要とされる能力を5つに絞って紹介します。
この記事を読むことで、自分に理学療法士・作業療法士として働く上での能力が備わっているのかを確認することができます。
この仕事が自分にも可能な仕事なのか、知りたい方は是非参考にしてください。
理学療法士・作業療法士に必要な能力


理学療法士・作業療法士になりたいけど、自分にできるか不安なんだ…
みんな能力高そうだし

理学療法士・作業療法士に求められるのはコミュニケーション能力や考える力など様々だよ!
自分に備わっているか確認してみよう!
今回紹介する、理学療法士・作業療法士に必要とされる能力は以下の5つです。
- コミュニケーション能力
- 論理的思考力(考える力)
- 忍耐力
- 勉強意欲
- タイムマネジメント能力
それではこれらの能力がなぜ必要なのか、解説していきましょう。
コミュニケーション能力
まず重要なのがコミュニケーション能力。
コミュニケーション能力はどの仕事においても重要視される能力ですね。
理学療法士・作業療法士は毎日たくさんの患者や利用者と関わります。
人と話す機会が非常に多い仕事です。
クライアントとは長くにわたり付き合うため、信頼関係を築く必要もあります。
また、コミュニケーション能力が要求されるのはクライアントとの関わりだけでなく、スタッフとの密な情報共有も重要な仕事です。
話す機会が非常に多いため、コミュニケーション能力は重要といえます。
論理的思考力(考える力)
リハビリをする上で、論理的な思考力も大切。
仮説を立てて、訓練を行い、再評価をする、このような流れでリハビリは進みます。
物事を論理的に考えることができなければ、リハビリで成果を出すことは難しいです。
もちろん、基礎的な知識も必要ですが、考える力も非常に重要になります。
忍耐力
どの仕事にも言えることかもしれませんが、理学療法士・作業療法士にも忍耐力は必要。
身体を使う仕事のため身体的な疲労感はもちろんのこと、毎日人と関わる仕事のため精神的な疲れも大きいです。
理不尽な出来事もしばしあります。
メンタル的に病んでしまう方も少なくありません。
そのため、多少の忍耐力がないと、この仕事を難しいのかもしれません。
理学療法士・作業療法士のメンタル面についても当ブログでは紹介しています。
そちらの記事も、気になる方は読んでみてください。
勉強意欲
理学療法士・作業療法士の仕事に勉強は必須。
資格を取るまでの間も勉強は必要ですが、働いてからも勉強を継続する必要があります。
医療やリハビリの情報は日々更新されていきます。
世間に乗り遅れないよう、生涯勉強を続ける必要があるのです。
患者の期待を裏切らないことや、周りに遅れを取らないためにも勉強を継続することは重要。
そのため、理学療法士・作業療法士には勉強意欲が必要と言えます。
タイムマネジメント能力
タイムマネジメント能力は時間管理能力のことです。
時間管理能力もこの仕事を行う上で大切。
理学療法士・作業療法士のスケジュールは忙しく、カツカツになることもしばし認めます。
上手くタイムマネジメントできないと、残業時間が多くなってしまいます。
また、臨機応変にスケジュール変更する能力も必要。
職場によって忙しさは異なりますが、仕事量が多い傾向にあり、タイムマネジメント能力も必要な要素と言えます。
能力がなくても理学療法士・作業療法士として働ける




こんな能力僕にはないよ!
セラピスト何て絶対無理!


いまこの能力がなくても働くことはできるよ。
みんな働きながらこの力を培っていくんだ。
これらの能力を全て兼ね備えていないからといって、理学療法士・作業療法士に向いていないわけではありません。
元々コミュニケーション能力が高くなかった人や、勉強をする習慣がなかった人でもこの仕事を続けることは可能です。
自分もその1人になります(笑)。
働きながらこれらの能力を身につけることも充分に可能です。
タイムマネジメントやリハビリを行う上での論理的思考、患者様との接し方など、経験を重ねなければ身に着けることが難しいこともたくさんあります。
今回紹介した能力は理学療法士・作業療法士にとって大切なことですが、誰しも働く前から身につけているわけではありません。
しかし、そもそも人と話すのが嫌い、勉強は絶対したくない、このような人はこの仕事が向いていないかもしれません。
当ブログではこの仕事が向いていないひとの特徴も紹介しているため、確認したい方は是非そちらも参考にしてください。
必要な能力を身に着けるには


今日紹介した能力がどうやったら身に着くのか疑問に思う方もいるでしょう。
働いていく中で自然と身に着くこともありますが、適当に生活していても、身に着かない、身に着くまでの時間が掛かることがあります。
- 人と積極的に話す
- 仕事の振り返るをする
- 論文や本を読む習慣を身に着ける
これらを意識することで、必要な能力を身に着けられる可能性があります。
人と積極的に話す
働いてすぐは、中々人に話しかけにくいものです。
これは患者だけでなく、職員に対してもです。
コミュニケーション能力を身に着けたいのであれば、経験が大切。
積極的に話しかけるように意識してみましょう。
仕事の振り返りをする
仕事の振り返りをすることも重要です。
タイムマネジメントについてやリハビリ内容について振り返る癖をつけましょう。
「今日はあの仕事を先にやった方が効率がよかったな」
「あのリハビリは効果的ではなかったから違う訓練をしてみよう」
このように、振り返って考える癖をつけましょう。
論文や本を読む習慣を身に着ける
論文や本を読む癖を身に着けることも大切。
だらだらリハビリをしていても、技術は身に着きません。
また、仕事も楽しくなくなってしまいます。
本や論文から新しい知識を学ぶ癖をつけることで、効果的なリハビリができるようになります。
転職は若いうちに


ここまでで、自分には理学療法士・作業療法士は無理、向いていないと感じた方もいるでしょう。
まだ、この道に足を突っ込んでいないのであれば、今一度考え直してみましょう。
すでにこの職についていて、辞めたいと考えているのであれば転職は若いうちにするべきです。
年齢を重ねてからのキャリアチェンジは若い人に比べて難しい傾向にあります。
自分のキャリアをどう歩むべきか、早くから考えておきましょう。
仕事選びや転職で悩んだ方には「科学的な適職」や「転職2.0」という書籍がおすすめ。
「科学的な適職」は、どのような職種、職場であれば満足度の高い生活が送れるのか、科学的な根拠に基づいて解説してくれます。
「転職2.0」では自身のキャリアや転職の目的についての考え方を学ぶことができます。2.0とはバージョンのことを示し、1.0とは考え方が異なります。
バージョンアップした考え方で転職に臨みたい方はこちらも読んでみて損はないでしょ。
まとめ
今回は理学療法士・作業療法士に必要な能力について解説しました。
理学療法士・作業療法士にはコミュニケーション能力や忍耐力、勉強意欲などが必要です。
これらの能力が今身に付いていなくても、働いていく中で身につけることは可能。
しかし、そもそも人と話したくない、絶対勉強したくない人には向いていないと言えます。
働いてから後悔しないよう、自分にできる仕事なのかをしっかりと考えましょう。
また、もしこの仕事に就いていて、辞めたいと考えているのであれば早めの行動をお勧めします。
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