現在、理学療法士・作業療法士として働いているけど一般企業に転職したい、このように考えている方は少なくありません。
理学療法士・作業療法士の仕事は、忙しさや待遇の悪さから、不満を抱える人が多いです。
転職が当たり前のこの時代、リハ職から他職種や一般企業に勤めてみたいと考える人も多くなっています。
そのため、本記事では理学療法士・作業療法士の一般企業への転職について解説していきます。
- 理学療法士・作業療法士が一般企業に転職することは可能か
- 理学療法士・作業療法士が一般企業に転職するときの注意点
- 一度は理学療法士・作業療法士の求人を見てみるのがおすすめ
転職は現状を変えるための、有効な手段のひとつです。
しかし、むやみに転職をすると、後悔する可能性もあります。
とくに、キャリアチェンジはその後の変化が大きいです。
後悔しないようしっかりと下調べをする必要があります。
理学療法士・作業療法士の一般企業への転職は可能?

理学療法士・作業療法士が一般企業に転職することは可能です。
私自身は現在も作業療法士として働いていますが、先輩や後輩達が理学療法士・作業療法士から他職種の一般企業に転職していく姿を何度も見ています。
また、以前に転職エージェントを利用した際、アドバイザーが一般企業に転職することも可能と話していました。
私の知人は以下のようなキャリアチェンジをしています。
- バス会社
- エンジニア
- 事務関係
- スポーツトレーナー
- 飲食店
理学療法士・作業療法士の資格が他の仕事に役立つことはほぼありません。
しかし、上記のような様々な業種に転職することは可能です。
特に、若い方は未経験でも、ポテンシャルを評価して雇ってくれる職場も多いようです。
若いうちに転職を考えているのであれば、挑戦してみる価値はあるかもしれません。
- 理学療法士・作業療法士でも一般企業への転職は可能
- 様々な職種に転職可能
- 若い人は未経験でも雇ってくれる職場がある
理学療法士・作業療法士が一般企業に転職したいときの注意点

理学療法士・作業療法士から一般企業に転職することは確かに可能です。
しかし、転職後、今までより好待遇を受けたり、楽しめたりするとは限りません。
中には転職してすぐに辞めてしまう方もいました。
そのため、一般企業に転職する時には慎重になる必要があります。
一般企業に転職したいときの注意点は以下になります。
- 専門性が失われる可能性がある
- 給料が低くなるかもしれない
- 残業が多くなる可能性がある
- 0から学ばなければいけないことが多い
- 将来性がないかもしれない
それでは1つづつ解説していきます。
専門性が失われる可能性がある
理学療法士・作業療法士は待遇には恵まれていませんが、専門性の高い職種になります。
しかし、これまで学んできた専門知識は、一般企業への転職後生かされることはかなり少ないです。
また、次に就く仕事が、何の専門性も必要がなかった場合、自分自身の専門的スキルがなくなってしまうのです。
現代社会では、個人の専門性やスキルが非常に重要視されています。
自身のキャリアを考えるうえで、専門性やスキルを重要視したい場合、仕事選びには注意をしましょう。
給料が低くなるかもしれない
一般企業に転職する場合、理学療法士・作業療法士として培ってきた経験やスキルは評価されないことが多いです。
その為、給料が下がる可能性は非常に高いです。
実際に、未経験転職の場合は今までより給料が下がると言われています。
理学療法士・作業療法士としての経験年数が多ければ多いほど差は顕著となるはずです。
しかし、一般企業では昇給率が高い職場もあります。
給料を重要視している方は、総合的にどちらが稼げるのか慎重に判断しましょう。
残業が多くなる可能性あり
そもそも、理学療法士・作業療法士の残業時間はそこまで多くありません。
その影響もあり、一般企業への転職後は残業が多くなる可能性があります。
実は私も一般企業への転職を考えたことがあり、いろいろ求人を調べてみました。
固定残業代40時間分の給料が出る職場や、平均残業時間20時間という職場はたくさんあります。
理学療法士・作業療法士は低給料のイメージが強いです。
しかし、給料の多い一般企業でも、残業代や夜勤代で稼いでいる職種は多いようです。
0から学ばなければいけないことが多い
先にも述べたように、一般企業に転職する場合、理学療法士・作業療法士として学んできた知識は役立たないことが多いです。
セラピストとして施設などに職場を変えるだけなら、これまでの知識や技術を活かせます。
しかし、一般企業の場合はそうはいきません。
0からその職種の専門知識を学ぶ必要があります。
学ぶことが好きな人や、興味のある業界に行く人にとってはむしろ楽しみかもしれません。
しかし、勉強や努力が嫌いな人にとっては大変です。
将来性がないかもしれない
理学療法士・作業療法士は資格保有者が飽和していて、将来性がないと噂されています。
しかし、これは一般企業に勤めたとしても同様です。
キャリアチェンジした業界が実は衰退している業界だった場合、将来性があるとは言えません。
将来性をしっかりと調べたうえで、一般企業への転職を考えましょう。
理学療法士、作業療法士の将来性について、以下の記事で少し詳しく解説している為、こちらも是非参考にしてみてください。
まずは理学療法士・作業療法士としての転職先も探してみよう


一般企業に転職したいと考えている方も、理学療法士・作業療法士としての転職先を探してみることをおすすめします。
意外と、自分が求めていた好待遇の転職先が見つかるかもしれません。
そもそも、自分は理学療法士・作業療法士という仕事が嫌なのか、それとも今の職場が嫌なのかを明確にしましょう。
転職したい理由が今の職場にあるのであれば、焦らずにセラピストとしての転職先も視野に入れてみましょう。
現在は理学療法士・作業療法士の転職に特化した転職エージェントがあります。
実際に私も理学療法士・作業療法士の転職エージェントを利用して転職したことがあります。
求人の紹介から日程調整までしてくれて、スムーズに転職活動をすることができました。
転職エージェントは無料で相談できるため、悩んでいる方には特におすすめです。
利用したからといって必ず転職する必要はありません。
理学療法士・作業療法士に特化した転職エージェントはマイナビコメディカルなどが有名です。
また、一般企業向けの転職エージェントも多数あり、リクルートエージェントやマイナビエージェントがこれに当たりますね。
不安な方はまずは大手から利用するといいかもしれません。
- 理学療法士・作業療法士の求人も見てみよう
- 理学療法士・作業療法士の仕事が嫌なのか、今の職場が嫌なのかをはっきりさせよう
- 理学療法士・作業療法士の転職に特化した転職エージェントもある
まとめ
今回は理学療法士・作業療法士の一般企業への転職について紹介しました。
まとめは以下になります。
- 理学療法士・作業療法士も一般企業に転職が可能
- 実際にエンジニアやバス会社、事務職に転職した知人がいる
- 一般企業に転職した場合、専門性が失われる、給料が低くなる、残業が多くなる、0から学ばなければいけない、将来性がないかもしれないといったリスクがある
- 一般企業に転職したい方も、理学療法士・作業療法士の求人を見ることをおすすめする
- 理学療法士・作業療法士に特化した転職エージェントもあるためおすすめ
当サイトでは理学療法士・作業療法士の疑問や悩みの解決に向けた情報発信をしています。
是非、また参考にしください。
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