理学療法士・作業療法士をしている方で、「楽な職場で働きたい」このように考えている方はいないでしょうか。
向上心があり新しい挑戦や興味のある領域で働きたい、という方もいれば、とにかく楽に働きたいなど、仕事に関する価値観はそれぞれです。
今回は、理学療法士・作業療法士が楽に働ける職場について解説していきます。
これから就職を控えているかた、もしくは転職を考えている方はぜひ参考にしてください。
理学療法士・作業療法士の楽な職場の特徴

理学療法士・作業療法士といえば忙しい、大変といったイメージがあります。
しかし、忙しさ、大変さは職場によって大きく異なります。
私自身、これまで作業療法士をしてきて、忙しい、大変と感じることもありましたが、常にそうだったわけでもありません。
ここでは、自分の経験も交えて、理学療法士・作業療法士の楽な職場の特徴を8個解説していきます。
人間関係が良好
職場環境の中でも、人間関係は非常に重要です。
職場の人間関係が良くないと毎日の精神的ストレスが大きくなります。
逆に友人がいると、仕事の相談や職場の悪口などを共有できるため、精神的ストレスの発散、楽しみにも繋がります。
職場での親友の数は給料に対する満足度にまで影響するとも言われています。
さまざまな面で職場での交友関係は重要と言えます。
休みが多い、有給がとりやすい
休みの数が多かったり、休みが取りやすかったりするのも、楽に働ける特徴です。
職場によっては休みが少ない、有給が自由に使えない、という所も多いようです。
このような場合、プライベートを充実させることが難しくなります。
社会人にとって、仕事だけでなく、仕事以外の時間でリフレッシュも大切をすることも大切です。
ワークライフバランスを保つためにも休みは重要といえます。
残業が少ない
残業時間も楽さの指標になります。
残業時間が多いと、精神的ストレス、疲労感に繋がります。
また、プライベートの時間も圧迫されてしまいます。
毎日のように残業がある職場は業務時間内も忙しいことが多く、決して楽とは言えません。
職場によってはサービス残業が当たり前のところもあります。
特にサービス残業の場合は賃金も発生せずまったくいいことがありません。
1日の単位数が少ない
楽に働きたいのであれば、1日どのくらいの単位数リハビリをするかも重要です。
もちろん少なければ少ないほど楽です。
当たり前ですが、1日の単位数が多いと忙しいです。
単位数が増えれば増えるほど、業務は増え、書類やカルテに費やす時間が削られます。
病院規模にもよりますが、職員数が少ない職場は単位数が多くなりがちです。
1日にリハビリする人数が少ない
リハビリをする人数も忙しさに影響を与えます。
1日に多くの患者さんや利用者のリハビリをするとなると、移動時間は掛かりますし、記入するカルテの量も増えます。
また、1日に関わる人数が多いと、精神的なストレスも感じます。
特に急性期病棟なんかは、1日にリハビリを行う人数が多く、リスク管理も大変なため、忙しくなりがちです。
行事が少ない
私の経験上、職場の行事は少ない方が仕事は楽です。
職場によっては、業務とは関係なく、職員間の交友を深める為に、行事を設けている場所があります。
ありがたいお話なのですが、実際に行事が近づくと、行事の準備で時間を取られます。
また、行事の準備は残業時間にならないことも多く、不満を抱えながらしている方も少なくありませんでした。
特に新人はこういった行事に強制参加させられるところがあります。
イベントごとが好きな人にはいいですが、好まない人からしたら地獄ですね。
家から近い
職場と家の距離も重要です。
通勤時間の長さは、帰る時間が遅くなるだけでなく、精神的ストレスや家族関係にまで影響を及ぼすことがあります。
職場までの通勤が楽だと、朝遅く起きても良いし、少し残業しても家に帰る時間はそこまで遅くなりません。
意外に感じる方もいるかもしれませんが、職場選びの際、通勤時間は結構重要なのです。
勉強会が少ない
職場によっては勉強会がかなり多い場所があります。
自由参加と言いつつも、半ば強制的に参加させられる勉強会もあります。
勉強会に参加すると、自分のスキルアップには繋がるかもしれませんが、帰る時間は遅くなります。
職場によっては昼休みの時間を削って勉強会をするところもあります。
勉強会への参加にはたくさんメリットがあります。
しかし、楽を優先するのであれば、勉強会が少ない、もしくはしっかりと自由参加の形を取っている職場がおすすめです。
楽に働きたいなら病院はおすすめしない
私はこれまで病院にしか勤めたことはありません。
私の経験上、病院勤務はあまり楽でないと感じています。
忙しい、大変と感じることが結構多いです。
リスク管理や退院調整時の他部門、外部との情報共有、様々な業務が精神的ストレスに繋がります。
残業も少ないわけではありません。
急性期は病床の回転率が速かったり、回復期はカンファレンスや情報共有に時間が取られたりと、それぞれで大変さは違います。
楽な職場に勤めるには

楽な職場を探したい場合、転職を考えている方には転職エージェントをおすすめします。
転職エージェントは、求人票には載っていない情報も教えてくれるため、調べにくい職場の情報を得ることがあります。
さらに、面接の日程調整などをしてくれる点もメリットです。
転職エージェントの場合公立病院や求人に困ってない人気の職場は取り扱っていないことがあります。
そのため、そういった職場への転職えお考えている方は、知人を介して情報を得るなどの工夫が必要です。
新卒で就職先を探している場合は、求人表だけで判断せず、先輩や先生たちからの情報共有をしっかりと行いましょう。
職場選びで失敗しない為には事前の情報収集が大切です。
まとめ
今回は、理学療法士、作業療法士の楽に働ける職場の特徴について解説してきました。
自分の価値観に合った職場選びをすることで、充実した社会人が送られます。
とにかく楽に働きたい方は、今回紹介した、楽に働ける職場の特徴を是非参考にしてみてください。
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