「片麻痺の方にアームスリングを利用したいけど、施設や病院に置いていない!」「退院してからもアームリングを使ってほしい」理学療法士・作業療法士の方で、このように悩んだことはないでしょうか。
もしくは現在、片麻痺を呈しており、ご自身でアームスリングの利用を検討している方もいるかもしれませんね。
今回はアームスリングが必要なときの対処法について解説していきたいと思います。
理学療法士・作業療法士の方、もしくは現在片麻痺を呈している方は是非参考にしてください。
よく行われているのはアームスリングの手作り
アームスリングが無い時の代案としてよく挙げられるのが手作りです。
長タオルを縫って作ったり、三角巾で代用するパターンをよく見かけますね。
- 少し手間が掛かる
- 本物のアームスリングに比べると機能性に欠ける
- 片麻痺患者本人には装着しにくい
といったデメリットはありますが、コストが掛からず比較的用意もしやすいです。
入院中一時的に使う分には良いかもしれませんね。
手作りのアームスリングは以下の記事で紹介されていますね。
アームスリングの作り方ふたたび。 の巻 | 脳出血&脳梗塞の母 在宅介護 暮らしの回想録 (ameblo.jp)
しかし、今後も長期的に使う必要があるであれば、本物のアームスリングを使うことをおすすめします。
やはり手作りのものに比べると、本物は圧倒的に使いやすいですからね。
アームスリングはネットで簡単に購入できる
実はアームスリングはネットで簡単に買えます。
それに、値段も意外と低コストのものが多いです。
実際に自分のクライアントだった方に、以下のアームスリングを使ってもらったことがあります。
両手対応しており、長さ調整も可能、ポケット付きで、値段も2000円程度とお手頃です。
使用感も悪くなく結構使いやすかったですね。
特に問題なく使用できました。
他にも以下のように、ネットショッピングでアームスリングは結構沢山売っています。
お手頃価格の物が結構多いですね。
クライアント自身も必要性を感じているのであれば、手づくりもいいですが購入を検討しても良いかもしれませんね。
使いやすさが全然違います。
アームスリングがいらなくなるような機能訓練も大切
アームスリングなどで上肢を保護することも必要ですが、発症して間もない、まだ麻痺の改善の伸び代があるのであれば、アームスリングを使わなくても生活できるような機能訓練を行うことも大切です。
すぐに見切りをつけず、上肢機能訓練や麻痺損管理の訓練もしっかり検討しましょう。
アームスリングを使わずに生活できるのであればそれに越したことはありません。
まとめ
今回はアームスリングについて解説しました。
病院や施設に良いアームスリングが無い、足りていない、なんてことは少なくないかと思います。
本当に必要なのであればクライアントと相談して購入してみても良いかと思います。
サイズ感などは間違えないように注意しましょう。
コメント