「理学療法士(もしくは作業療法士)になったはいいけど…実際に働いてみたら辛すぎて辞めたい…」このように悩んでいる方はいないでしょうか?
辛い、大変、自分に合わない、このような理由で入職してすぐに辞めたいと感じてしまう新人の方は多いはずです。
私も実際にそうでした。
辞めたいと思い、他の職種について色々調べたものです。
先輩達や他部門にはきつく当たられるし、残業は多くなるしで、やりがいや楽しさなんで新人のことは感じにくいものです。
1年目の頃からこの仕事がすごく楽しい、やりがいをしか感じない、このようなリハビリ職が転職な方や才能のある方はひとまず置いておいて、入職してすぐに辞めたくなるというのは多くの人が経験する感情です。
しかし、すぐに辞めると将来に響くのではないかと不安になり、どのように行動すればいいのか分からない方も多いでしょう。
そこで今回は、『新人の理学療法士・作業療法士が、すぐに職場を辞めても大丈夫なのか?』について解説していきます。
基本的に、会社がブラックでもない限り、すぐに辞めることはお勧めできません。
一般的には、最低1年くらいは働いた方が良いとされています。
実際には、すぐに辞めて何とかなっている人もたくさんいますが(笑)。
記事の後半では、辞める時の注意点、辞めても良い人の特徴についても解説する為、是非参考にしてください。
理学療法士・作業療法士をすぐに辞めるのはおすすめできない
理学療法士として入社したはいいけど、大変だからもうやめたいよ!
毎日辛すぎる、こんなの続けられない!
正直、その気持ちはすごく分かる。
でも、職場がホワイト企業なら、1年くらいは続けてみることをおすすめするよ。
理学療法士・作業療法士が入職してすぐに辞めることは、あまりおすすめできません。
理由としては、早期離職はその後の転職に悪影響を与えるからです。
この先も仕事を続けていくのであれば、早期離職は自身の経歴にあまり良い影響を与えません。
特に、他にやりたい仕事ができた、などのポジティブな理由で転職した方以外は、少し我慢してみることをおすすめします。
しかし、明らかにブラック企業に当たってしまったという人は早めに逃げ出した方が良いかもしれません。
最低でも1年は続けた方が良い
最低でも1年は続けた方が良いと言われています。
以前に転職エージェントを利用したことがあるのですが、アドバイザーから1年以内に離職した経歴があると、その後の転職に悪影響を与えると言われました。
転職エージェントとしてのポジショントークもあるかと思いますが、これは良く耳にする話です。
早期離職の経歴がある人は、書類選考の時点で落とす企業も少なくないようです。
また、入職して間もないころは、理学療法士・作業療法士という仕事の良さであったり、いま勤めている職場の良さにも気づきにくい傾向にあります。
働いていく中で、やりがいや楽しさについて気づくこともあるのです。
正直、入職してすぐはやりがいや楽しさ何て感じている余裕がない人の方が多いでしょう。
ホワイト企業に勤めているのであれば少し我慢してみよう
ホワイト企業に勤めている方は、すぐに判断せず我慢することをおすすめします。
理学療法士・作業療法士は勉強することが多く、慣れないうちは患者と関わるのも非常にストレス、先輩や他部門と話すはもっとストレス、何をするにもストレスだらけというケースも少なくありません。
職場によっては異様に厳しい先輩もいますからね。
学生の頃とは環境が全く違い、辛いと感じる方も多いはずです。
しかし、働き始めが辛いのはどの職業にも起こりえることです。
理学療法士・作業療法士の仕事だけが辛い訳ではありません。
他職種にも同じような苦しみを感じている人はたくさんいることを覚えておきましょう。
実際に自分も働いて間もない頃は辞めたくて仕方なかったです(笑)。
しかし、慣れてしまうと、辛さも減ってきます。
ブラック企業に勤めてしまったら無理をしないように
自身の職場が明らかにブラック企業である、パワハラをしてくる上司がいる、このような場合は例外です。
自身のメンタルや体調に悪影響が出ているのであれば、無理に続ける必要はありません。
仕事よりも自分の健康の方が大切。
ブラック企業に入社してしまった場合は、心や体を壊す前に辞める決断をすることも大切です。
早期離職の経歴は付いてしまいますが、若ければいくらでもやり直しはききます。
当サイトでは、ブラックな職場の特徴についても当サイトでは紹介しているため、気になる方は読んでみてください。
辞める時は次の職場を決めてから辞めよう
やっぱり今の職場は合わないからやめたいよー。
あまりにきついのであれば、辞める選択肢もありだよ。
でも次の職場が決まってから辞めることをおすすめするよ。
「我慢できない!今すぐ辞めたい!」このように、どうしても辞めたい方もいますよね。
もしも余裕があるのであれば、転職先を決めてから辞めることをおすすめします。
転職先を決める前に辞めてしまうと、以下のようなデメリットがあります。
- 経済的に不安定となる
- 焦って次の職場選びでも失敗してしまう
- 無職期間が長くなってしまう可能性がある
仕事を辞めている間はもちろん給料を貰うことはできません。
貯蓄がない場合は、生活がきつくなります。
また、給料がないことや周りの目線が気になり、早く次の職場を決めなければと焦りが出てしまいます。
焦ると判断は鈍くなり、次の職場選びも失敗してしまう可能性が高くなるのです。
また、無職期間が長くなると、転職はさらに不利となってしまうでしょう。
もし転職する場合、次の職場を決めてから、辞めることをおすすめします。
しかし、精神的にきつすぎるのであれば、勇気を出してすぐ辞める選択も大切。
無理をしすぎて精神疾患になってしまうことは避けるようにしましょう。
当サイトでは理学療法士・作業療法士がどのような職種に転職できるのかも解説しているため、気になる方はそちらも読んでみてください。
理学療法士・作業療法士をすぐに辞めてもいい人の特徴
どんな状況でも1年は続けた方がいいの?
無理は禁物。
体調に異変があったとき、明確にやりたい仕事が見つかった時はやめる選択肢も十分にありだと思うよ。
すべての人が、我慢して1年間働き続けた方が良い訳ではありません。
次に紹介する内容に当てはまる人は、すぐに辞めてしまっても良いでしょう。
- 他にやりたい仕事が見つかった
- ブラック企業に当たってしまった、精神や身体に不調が現れてきた
このような方たちは無理に続ける必要はないでしょう。
他にやりたいことが見つかった
他にやりたい仕事が見つかった場合、リハビリ職を辞めても良いかと思います。
違う業界に行くのであればむしろ早い方が良いでしょう。
キャリアチェンジは若いに越したことはありません。
後悔しない為にも早めに動きましょう。
ブラック企業に当たってしまった、精神や身体に不調が現れてきた
何より健康が大切。
ここまで何度も触れていますが、ブラック企業に勤めてしまった方、精神的に不調が出てきてしまった方は無理をせず辞めるという選択を取って良いかと思います。
特に精神疾患は治療に時間が掛かるケースが少なくありません。
病気は予防をする方が簡単です。
病気などに繋がってしまう前に対策をしましょう。
退職後に貰える給付金はさまざま
色々考えてみたけどやっぱり辞めたい、このような方もいるでしょう。
しかし、辞めると金銭的なことが心配という方も多いはず。
精神的におかしくなりそうなのに、お金の不安から辞める選択を取れない、これは非常に危険。
お金の心配がある方は、退職後に貰える給付金があることを覚えておきましょう。
それぞれの給付金に条件がある為、全ての人が貰えるわけではないですが、生活や転職に向けたお金を貰える可能性があります。
特に雇用保険に1年以上加入していた方は失業保険の対象となる可能性が高いです。
退職後に貰えるお金についても当サイトでは解説しています。
気になるかたはそちらも参考にしてみてください。
まとめ
今回は『理学療法士・作業療法士がすぐに仕事を辞めても良いのか?』をテーマに解説してきました。
基本的には早期離職はおすすめできません。
しかし、ブラック企業に勤めてしまい精神的に苦しい、といった方は無理をせず、早めに辞める決断をしましょう。
また、辞めるのであれば次の転職先を決めてから、辞めるのが得策です。
転職エージェントや転職サイトをフル活用して、次の職場選びでは失敗しないようにしましょう。
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