理学療法士・作業療法士になることはどのくらい難しいことなのか、このような疑問を抱えている方はいないでしょうか。
理学療法士・作業療法士になるためには、専門知識を学ぶための大学や専門学校に入学しないといけません。
学費もかなり高い傾向にあります。
せっかく入学したのに、理学療法士・作業療法士になれないという結果になってしまっては大変ですよね。
そこで今回は、理学療法士・作業療法士になるのは難しいことなのかを解説していきます。
私自身、現在作業療法士として働いています。
私の経験として、理学療法士・作業療法士になるための国家試験合格の難易度はそこまで高くないですが、国家試験の受験資格を得るまでの道のりが大変です。
実体験も交えて解説する為、是非参考にしてください。
理学療法士・作業療法士の国家試験合格率は高い
理学療法士・作業療法士の資格は国家資格だから、合格率も低いんじゃないの?
実は、理学療法士・作業療法士の国家試験の合格率は80%程度と高い傾向にあるよ。
理学療法士・作業療法士の国家試験合格率は高い傾向にあります。
合格率は毎年80%を前後となっているのです。
これだけみると、理学療法士・作業療法士になるのは簡単なのではないかと思ってしまいますよね。
確かに国家試験に合格することはそこまで大変なことではありません。
理学療法士・作業療法士になる上で大変なのは、国家試験に合格をすることよりも、大学のカリキュラムを修了し受験資格を得ることです。
理学療法士・作業療法士の受験資格を得ることが難しい
どうして国家試験の受験資格を得るのは難しいの?
実習や慣れない科目の単位取得が難しいんだよね。
理学療法士・作業療法士の国家試験を受けるためには、大学や専門学校のカリキュラムに沿って学ぶ必要があります。
もちろん国家試験を合格するためにも沢山の勉強が必要です。
しかし、それ以上に、大学のテストや実習にクリアすることの方が難しい傾向にあります。
これをクリアできないと、国家試験を受けることすらできないのです。
それでは大学のカリキュラムを修了することがなぜ大変なのかも解説していきます。
実習が大変
理学療法士・作業療法士が国家試験を受けるためには、臨床実習をクリアすることが必要です。
実習では、3ヶ月〜9ヶ月の間、実際に施設や病院にお邪魔して、お仕事の見学や体験をします。
正直この実習がかなりストレス。
この実習でつまづいてしまう人は少なくありません。
慣れていない場所で、先輩セラピストたちに囲まれて学ぶ期間は、正直精神的にすごく疲れます。
最近は少ないようですが、実習指導者がすごく厳しい、人格否定をしてくる、なんてこともあるようです。
正直は私はこの実習が1番辛かったですね。
日中は施設や病院で学び、家では課題を行います。
最近は昔に比べると課題の量や実習環境が良くなっているため、私が経験した頃よりも楽かもしれません。
慣れない科目の授業が多い
理学療法士・作業療法士の専門科目は、高校の頃は触れることのない、真新しいものが多いです。
そのため、大学の単位取得を賭けた試験も難しい科目が多くなります。
中にはテストに合格できず留年をする人もいるのです。
教授によっては非常に難しいテストを出してくるため要注意。
みんなで協力してテストを乗り切る必要があります。
他の学部ほど遊べない
理学療法士・作業療法士の学科は実習があるため、他の大学生に比べると遊べる時間は少ないです。
長い実習は2ヶ月にも及び、その期間は非常に忙しいため、皆さんのイメージするような学生生活は送られないでしょう。
さらに3年制の専門学校は4年生の学校に比べるとスケジュールがかなりタイトです。
周りの遊びまくっている学生が羨ましくなり、他の学科に転科してしまう人もいます。
とはいっても社会人よりは時間はあるため、ある程度忍耐力がある人なら乗り越えられるはずです。
理学療法士・作業療法士になる為は勉強する習慣と忍耐が必要
どんな人なら理学療法士・作業療法士になることができるの?
忍耐力と勉強する習慣さえあれば、理学療法士・作業療法士になることはそれほど難しいことではないよ。
ある程度の忍耐力と勉強する習慣があれば、問題なく理学療法士・作業療法士になることはできるでしょう。
実習を乗り切るための忍耐力、大学の単位取得や国試に受かるための勉強習慣、これさえあればほとんどの人が理学療法士・作業療法士になることは可能です。
自分自身学生時代のことを振り返ってみると、国家試験や大学の授業よりも、とにかく実習が嫌でした。
その為、忍耐力、我慢強さに自身のない方は大変かもしれません。
また、実習程大変ではないですが、国家試験合格のための勉強もある程度必要です。
テスト前だけでも勉強する習慣は付けて置いた方が良いでしょう。
仕事選びに悩んだ時のおすすめの書籍
ここまで読んでみて、理学療法士・作業療法士になるのは、自分には難しいかもと思った方もいるでしょう。
仕事には合う合わないがあり、実際にこの仕事について辞めていく人も多いです。
この仕事が自分には向いていないかもと心配な人は、理学療法士・作業療法士になるのはやめておいた方が良い人の特徴をチェックしてみてください。
また、理学療法士・作業療法士になるのが難しいかどうかを調べている人たちは、仕事選びについて悩んでいる人かと思います。
仕事選びに悩んでいる方には「科学的な適職」という書籍がおすすめ。
科学的な根拠をもとに、満足度の高い生活が送られる仕事の特徴を知ることができます。
実はお金以外にも仕事選びで大切なことは沢山あるのです。
まとめ
本記事では理学療法士・作業療法士になるのは難しいことなのかを解説してきました。
国家試験の合格率は高いですが、国家試験の受験資格を得るまでの道のりは険しいです。
しかし、勉強する習慣がある人、ある程度の我慢強さがある人にとって、理学療法士・作業療法士になることはそれほど難しいことではありません。
もしも理学療法士・作業療法士になるのは難しいかもと思っている人は、他の仕事にも焦点を当ててみましょう。
世間に仕事は沢山あります。
視野を広くして進路選択をしましょう。
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