理学療法士・作業療法士が同業職間で結婚するケースは非常に多いです。
実際に私も作業療法士同士の夫婦です(笑)。
さて、理学療法士・作業療法士と言えば、安定した職業というイメージがあります。
その為、理学療法士・作業療法士同士で結婚すれば、今後の生活は安心だと考えている方も多いかと思います。
しかし、実は日本の人口や社会保険の現状を考慮すると、理学療法士・作業療法士は安泰とは言えないのが現状です。
そこで今回は、理学療法士・作業療法士同士の結婚に対する不安を紹介していきます。
記事の後半では今から出来る対策も紹介しているため是非参考にしてください。
理学療法士・作業療法士同士の結婚に対する不安
私自身、理学療法士・作業療法士の未来にはあまり希望を感じていません。
その為、セラピスト同士の夫婦生活が安心して過ごせるか、非常に不安に感じています。
理学療法士・作業療法士同士の結婚生活に対する主な不安は以下です。
- お金
- 時間
- 働く場所の減少
どれも夫婦生活においては重要な要素です。
それでは、それぞれについて詳しく解説していきます。
お金の不安
理学療法士・作業療法士と言えば給料が低いことで有名ですね。
実際に、理学療法士・作業療法士は昇給率がかなり低くいです。
年度が替わったタイミングで給与明細を見ると、驚くほど給料が上がっていなくて悲しくなります(笑)。
正直、夫婦二人だけの生活であれば、理学療法士・作業療法士の給料でも生活していけます。
しかし、子供を授かった時のことを考えると不安が大きくなります。
実際に、子供がいるリハ職夫婦に話を聞いた時、金銭面に関しては結構大変だと話していました。
社会人は年齢を重ねるにつれ出費が増えます。
また、今後は税金や社会保険料の負担額も増えることが予測できます。
このままでは、給料の伸び率が悪い理学療法士・作業療法士の生活はどんどん窮屈になってしまいます。
理学療法士、作業療法士の給料や世帯年収について以下の記事で紹介しているため気になる方は是非参考にしてください。
理学療法士・作業療法士の給料が低い理由とは?収入を上げる方法紹介
時間の不安
理学療法士・作業療法士が働く職場は忙しい場合が多いです。
休みが少ない、有給を取りにくい職場も存在します。
また、日々自己研鑽も必要です。
勉強会や学会へ参加しなければいけないこともあります。
これらにより、子育てや家族の時間を満足に取れない可能性があります。
理解のある職場選びは大切になってきそうですね。
働く場所の減少
理学療法士、作業療法士はこれから就職や転職が難しくなると言われています。
理由としては理学療法士、作業療法士の人数が増えすぎているからです。
今後供給が需要を上回る可能性が非常に高いのです。
この状況にも関わらず、現在日本の養成校は増え続けています。
その為、理学療法士、作業療法士の働く場所は今後選びにくくなってくると考えられます。
資格を持っていても就職しにくい、気軽には転職できない時代がやってくるかもしれません。
理学療法士・作業療法士の将来性については以下の記事で解説しているため、気になる方は読んでみてください。
理学療法士・作業療法士同士でも安心して生活する為には?
ここまで、理学療法士、作業療法士不安について紹介してきました。
それでは今後どのような対策を取ればいいのでしょうか。
前項の対策としては以下が挙げられます。
- 貯金、資産運用をする
- 副業する
- 役職に就く
- スキルを磨く
- 理学療法士、作業療法士を辞める
- 転職をする
それではそれぞれについて解説していきます。
貯金、資産運用をする
まずは、貯金や資産運用を検討しましょう。
収入の低い職種ですが、貯金や資産運用で貯蓄を増やしていくことは可能。
先取り貯金や積み立てなど方法は様々な。
リスクの低い投資信託への投資も考えても良いかもしれません。
貯金、資産運用に関しては『お金の大学』という書籍がおすすめです。
著者はYouTubeでお金の解説もしており、書籍もYouTubeもお金の知識を身に着けるのに最適です。
副業する
収入を増やす手段としては副業が候補に挙がります。
リハビリ系のバイトをしたり、パソコンを使って自分で仕事を受注するなど、現代は副業にも様々な種類があります。
自分の生活スタイルに合った副業を行い、低い給料を補うのは手段のひとつです。
職場の副業可否についての確認は忘れないようにしましょう。
役職に就く
給料を上げるためには、主任や技師長などの役職に就く方法があります。
役職に就くと手当を貰えるため、給料が上がります。
むやみに転職を繰り返すよりも、一つの職場で長く働いて役職に就いた方が稼げる場合があります。
まずは自分の職場の役職者手当をチェックしてみましょう。
スキルを磨く
今後、理学療法士、作業療法士の母数が増えてくると、スキルのある人材が重宝されます。
理学療法士、作業療法士が過剰に増えても生き残れるだけの、セラピストや社会人としてのスキルを身に着けて置くことも必要です。
若いうちから自己研鑽に励み、将来生き残る為の準備もしておいた方が良いかもしれません。
理学療法士、作業療法士を辞める
理学療法士、作業療法士の仕事を辞める方法もあります。
正直、理学療法士、作業療法士の未来が明るいとは思えません。
早めに違う業界にキャリアチェンジするのも手段のひとつです。
最近は未経験職への転職をサポートした転職エージェントもあるため、そういったサービスを利用するとスムーズに転職ができます。
転職をする
理学療法士、作業療法士を辞めないにしても、職場自体を変える対策もあります。
職場によって休みの数や忙しさ、給料は違います。
今よりプライベートに時間を避ける職場、今より給料が高い職場を探して転職をするのも方法のひとつです。
最近は理学療法士、作業療法士に特化した転職エージェントもあるため、このようなサービスを使うのもありかと思います。
個人的にはマイナビコメディカルを使った時のサービスが好印象でしたね。
理学療法士、作業療法士の転職サイトや転職エージェントについて以下の記事で紹介しているため、気になる方は読んでみてください。
理学療法士・作業療法士におすすめの転職エージェント・転職サイト | セラピストの生活 (ptotlife.com)
まとめ
今回は理学療法士、作業療法士同士の結婚に対する不安な点を紹介しました。
理学療法士、作業療法士の将来性には期待ができません。
その為、給料の低さ、就職難になる可能性等から生活への不安が懸念されます。
不安を解決するためには、この業界から離れる、生き残るためにスキル磨きをする、副業をするなどの対策が挙げられます。
私自身、リハ職夫婦の為将来には不安を感じています。
生活が苦しくならないよう早めの準備をしておいた方が得策かもしれませんね。
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